都心近郊の私鉄沿線に、土地を購入し、新築の木造住宅を建築する事になりました。 生まれた所は、田舎で親代々が住んでいる所でもあり、そこは当然ながら昔の木造の純然たる和風の家でした。新規に家を建てるとなると、やはり、日本式の木造建築が恋しくなるようです。
ところで、木造建築の特徴の一つに、地震に弱いと考えられています。ところが、本来の木造の建物は他の構造建築に比べて、軽くて、地震によって生じる力は小さく、地震には強いとされる研究報告もあります。木造が壊れやすいのは、土台部分や基礎部分が腐食しているか、虫にによる食害の影響で強度が弱くなり、結果として地震による倒壊が起きるとされているようです。
建築に際して色々思案してみましたが、やはり、建物の質や形は予算の関係もあり、どちらかと言うと木造の標準的なもので、内装、外装、更に所設備関係は全く普通の水準のものか、それよりやや抑えた感じの物になりました。
建物の延面積は坪数にして平屋建ての凡30坪で、当時の相場である建坪単価にすると40万円相当で、車庫や物置などの付帯設備を入れると、45万円ほどなりました。建築業者は、小生の場合は親の関係もあって結局地元の業者に頼みました。地元でも大変古くから寺社関係の建築に携わっていた建設会社で、どちらかと言うと工務店に近い業者です。