注文住宅での家づくりは本当に楽しく、毎日がわくわくします。どんな家にしたいか、こんなこともしたい、あんなことも、そんな風にどんどんイメージが膨らんでいきます。家づくりで失敗しないためのポイントは幾つかありますが、その中の1つは収納です。
収納の適度な場所とサイズ感
どの程度の収納スペースを作るのか、それによって家づくりの満足度も大きく変わってきます。もし、収納スペースが少ないと、持ち物が入りきらなくなり、別の収納家具を購入しなければならなくなる場合があり、そうなるとそれを置くスペースも必要になり、家の中が狭くなってしまいます。また、逆に収納スペースが大きすぎると、ほとんど使わないエリアとなってしまい、収納を作り過ぎてしまった、部屋をもっと広くすれば良かった、という気持ちになってしまうのです。
適度な収納スペースが最も良いのですが、それを決めるのは容易ではありません。一般的には玄関付近のシューズインクローゼットや、寝室などに設置するウォークインクローゼット、そして一戸建ての注文住宅の場合、庭での作業やマイカーを持つということであれば、庭仕事の工具や服装、タイヤや洗車ツール、その他のものを収納するスペースも欲しいと思うことでしょう。
収納スペースというのは、手の届かない高い位置に作ってしまうと、ほとんど使わなくなる傾向になることが多いです。また、あまりに奥行きがあっても、使いにくいと感じることでしょう。このあたりが難しいところであり、大は小を兼ねるとは言いますが、程よい広さが最も使いやすいといえます。また、キッチン収納をどうするか、床下収納スペースを作るべきか、そのような考慮もする必要があるでしょう。
トイレや洗面所のエリアの収納も使いやすい大きさが魅力です。それで、収納に関する知識を増し加えること、またできるだけ新生活がどのようになるのかをイメージすること、どんなものを収納したいのか、こうしたことを熟慮して決めていくことができます。収納がすっきりと収まると、マイホームはぐーっと満足できる空間になります。